歯が元気なら身体も健康的!歯を健康に保つコツ
身体の健康を気にしている方は多いのではないでしょうか。
一方で、歯科に行って口腔のメンテナンスを行っている方は少ない傾向にあります。
歯と身体の健康は大きな関係がありますが、それはあまり知られていないからです。
実は、虫歯や歯周病などで口内環境が悪くなると、生活習慣病を引き起こしやすくなるのです。
この記事では、歯の健康が大切な理由と、口内環境をよくするコツを紹介していきます。
〜目次〜
1.歯が健康なら身体も元気になる!
1-1.健康な歯は心身を良好に保ってくれる
1-2.歯の不健康は糖尿病の引き金になる!?
2.歯を健康に保つには
2-1.歯磨きを適切に行う
2-2.噛む回数を増やす
1.歯が健康なら身体も元気になる!
1-1.健康な歯は心身を良好に保ってくれる
直感的にあまり関係がないように感じますが、元気な身体を保つには、健康的な口内環境が必要です。
例えば、虫歯があるとおいしくご飯を食べられなくなります。
また、痛みがあることから、毎日の食事がストレスにすらなってしまいます。
ストレスは万病の元といわれていますが、本来楽しむべき食事の時間にストレスを溜めることになるのです。
また、口内環境が悪いと咀嚼回数も自然と減ってしまいます。
しっかりと咀嚼することで食べ物が小さくなって消化しやすくなるので、消化器官の負担を減らせます。
それによって、肥満になるリスクも低減できるのです。
それ以外にも、脳に刺激を与えて活性化させる作用もあります。
集中力を高めたり認知症の予防になったりするので、心身の健康に深く関わっていることがわかります。
さらに、噛む動作によって顔の筋肉が鍛えられるのも健康に有効です。
口角を上げる筋肉を鍛えることで、明るい表情を作れるようになります。
すると、自然と気持ちにも余裕が作れるようになったり人との関りが増えたりして、身体の健康を維持しやすくなるのです。
1-2.歯の不健康は糖尿病の引き金になる!?
一方、歯の調子が悪くなると、身体に悪い影響を与えるのです。
例えば、生活習慣病の糖尿病のリスクが高まることが知られています。
歯が不健康になると咀嚼の回数が減って唾液の量が減少します。
唾液には口内環境を整える作用や抗菌作用があるので、虫歯や歯周病にかかりにくくする作用があるのです。
唾液の量が減るということは、虫歯や歯周病になりやすくなります。すると、糖尿病になりやすくなるのです。
実は、歯周病患者の方は糖尿病になりやすい・悪化しやすいということはさまざまな研究結果で報告されています。
一方、歯周病がよくなると糖尿病も改善することも報告されています。
つまり、歯周病と糖尿病には深い関係があるのです。
糖尿病とは、血糖の濃度が高い状態が続いている病気です。
そのままにすることで、血管が傷ついて破裂するリスクを高めたり腎臓の機能を低下させたり、目の障害を引き起こしたり、全身に影響を与えます。
歯が健康なら身体も元気になりやすくなるのです。
2. 歯を健康に保つには
2-1.歯磨きを適切に行う
歯の健康に効果的なのは、歯磨きを適切に行うことです。
歯磨きによって口内環境を悪くする細菌をキレイに取り除くことができます。
すべての歯を隅々までキレイにブラッシングすることで、虫歯や歯周病になるリスクを下げて健康を維持しやすくできるのです。
また、歯と歯肉の隙間にはまっている食べかすなどもしっかりと取り除くことも必要です。
歯肉に炎症を起こして隙間が大きくなると、歯周病が悪化しやすくなります。
歯だけでなく歯肉も優しくブラッシングしてキレイにするようにしましょう。
そうすることで歯を健康に保てるようになります。
2-2.噛む回数を増やす
口内環境をよくするには、唾液の分泌を増やすことも有効です。
そのため、食事をするときは普段よりも咀嚼回数を増やすことを意識して食べるとよいでしょう。
意識しないと咀嚼回数は減ってしまうので、健康のために咀嚼を意識するようにすると回数を増やせます。
また、フランスパンやするめのような硬いものを食べるのもおすすめです。