美味しくキレイに!甘酒習慣で美肌になる
今、健康や美容への効果が高いと若い女性を中心に注目を集めているのが「甘酒」です。
甘酒といえばお正月に飲むイメージがありますが、実は夏の季語で昔は夏バテ対策に飲まれていました。
そんな栄養価が高い甘酒は、定期的に飲むことで高い美肌効果が得られるのです。
この記事では、甘酒で得らえる美肌効果について詳しく解説していきます。
1.「飲む点滴」といわれる米麹の甘酒がおすすめ
甘酒といえば、酒粕をお水で割って砂糖を加えたものが一般的です。
しかし、こちらの甘酒はたくさんの砂糖が使われていて、かつアルコールが含まれていることから、アルコールを受け付けない方にはおすすめできません。
一方、米麹(米糀)で作られた甘酒は、米麹自体に甘味があるため砂糖は使われておらず、アルコールも含まれていないため子どもでも楽しむことができます。
また、麹菌の酵素によってすでにデンプンがブドウ糖に分解されていて、効率よくエネルギー補給ができるのです。
そのため、米麹で作られた甘酒は、夏バテにも有効な飲み物なのです。
そして、他にもビタミンB群や食物繊維、オリゴ糖など
さまざまな成分が含まれているため、飲む点滴といわれて美容にも高い効果が期待できます。
2.腸内環境を整えて美しい肌になる
肌を美しくするのに欠かせないのが、腸内環境を整えることです。
腸には食べかすなどの老廃物が溜まっていて、そのままにしておくと腐敗していきます。
腐敗した老廃物は有害なガスを放出し、それが血液を通して吹き出物やニキビの原因となるのです。
また、腸は摂取した栄養を吸収して全身の細胞に供給する役割も担っています。
そのため、機能が低下していると肌細胞に栄養を供給できず、シミや肌荒れなどのトラブルの原因となるのです。
甘酒には食物繊維やオリゴ糖など、腸内環境を整える成分が豊富に含まれているのです。
食物繊維は腸に届くと膨張することで排便を促したり腸のごみなどを絡めとったりして腸の機能をアップしてくれます。
また、オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサとなることで、腸内環境をよくしてくれます。
これらの作用によって腸内環境が整えられて、肌に栄養が供給されて肌の状態がよくなっていくのです。
ちなみに、腸には免疫細胞の約6割が存在するといわれているので、肌の免疫力がアップして有害菌の侵入も予防しやすくなります。
3.代謝をよくして肌を元気にする
腸内環境を整える作用の他にも、甘酒には代謝をよくする作用もあるのです。
甘酒には代謝をサポートする作用があるビタミンB群が豊富に含まれています。
代謝がよくなると機能が低下した古い肌細胞が剥がれ落ちて、みずみずしくて新しい細胞にスムーズに生まれ変わるのです。
その結果、保湿能力や肌バリア機能が高い肌が常に維持できるようになります。
すると、保湿力が高いのでシミやシワができにくくなり、雑菌が繁殖しにくいので吹き出物やニキビなどができにくくなるのです。
また、ハリやツヤが保たれるので、美しく若々しい肌が保たれるのです。
ちなみに、代謝がよくなるとは、消費されるエネルギーが増えることを意味します。
つまり、何もしなくても毎日消費されるエネルギーがアップするので、勝手に痩せやすい身体に変わるということです。
甘酒は肌をキレイにするだけでなく、ダイエット効果も期待できるのです。
4.自宅でも作れる甘酒簡単レシピ
米麹の甘酒はスーパーで簡単に手に入ります。
しかし、麹ともち米があれば簡単に自宅で作れるので、米麹甘酒レシピを紹介します。
材料:米麹 100g もち米 1合
1.炊飯器にもち米と水を1.5合の線まで入れる
2.通常通りに炊く
3.炊きあがれば60度くらいまで冷ます
4.60度くらいになったら、保温状態のまま布巾をかける
5.そのまま7〜10時間程度置く
6.かき混ぜて完成
毎日飲むなら、自宅でならたくさん作れるのでおすすめです。
材料さえ揃えれば、簡単にできるので興味がある方は作ってみてください。